雑誌に載った例


少年ジャンプルーキー」2014年12月13日投稿

これは紙媒体ではなくオンラインの企画ですが、「さねすえ」さんが投扇興をテーマに描いたマンガ「夢虫に」を投稿していました。
銘定は都御流を用いており、「唯一狙って出せる」澪標が55点であることがキーになっています。


「モーニング」2012年1月8日号

星野泰視作「デラシネマ」のScene 50「映画(シャシン)のカタチ」に、投扇興が登場します。
ただ、芸者遊びの一コマ二コマに出てくるだけで、しかも扇が枕に乗っている状態(のまま)で扇を投げて蝶を飛ばしたり(??)、枕に寄り掛かった扇に蝶が乗っている状態(??)で扇を投げたり、どうも意味不明の絵ばかりです。
扇と蝶の形を見る限りは、京都の宮脇賣扇庵もしくは「戸羽の会」系の道具のようですが、ルールがよくわかりません。先に投げられた扇が残ったまま投げるというのは御扇流のようでもありますが…単に取材不足なだけかも(^_^;)。


「けいおん!」アンソロジーコミック Vol.1

人気アニメ「けいおん!」(原作は『まんがタイムきらら』(芳文社)に連載中)の、2009年暮れに発売されたアンソロジーコミックのVol.1のしょっぱな、三上小又さんの作品のタイトルが「とうせん!」で、軽音楽部の女の子たちが投扇興で遊んでみる4コマが並んでいます。
澪標が55点など、銘定からすると都御流のルールに則っているようですが、「手習が1点」というのが不思議です。
内容は、どこかの例会か大会をじっくり取材したような跡がうかがえ、特に4本目の、投げる前に迷ってなかなか扇を放せない様子が、我々プレイヤーにとってはものすごくリアルに感じられました(笑)。

補足:(Wikipediaより)
アンソロジーコミック(Anthology Comic)とは漫画におけるアンソロジーであり、主に短編や読み切りの漫画を収録した出版物を指す。
アンソロジー(英:anthology, 仏:anthologie)は、異なる作者による詩を集めたもの。詩撰、歌撰。通例、特定のジャンル(文学分野)から複数の作品をひとつの作品集としてまとめたものを指す。多くの場合、主題や時代など特定の基準に沿ったものが複数の作家の作品から集められる。
俳句・短歌・詩のみならず、小説や漫画の同人による作品を収めた句集や歌集・詩集などの同人誌、更には卒業文集もアンソロジーである。また、同一著者個人の作品集を指すこともある。


「ビッグコミックオリジナル」2009年11月増刊号

原作/上季一郎、漫画/青木朋「幇間探偵しゃろく」という作品に、投扇興が登場します。
時代は昭和初期、場所は向島と微妙に違っていますが、明らかに其扇流の銘定、ルール、投げ方にならっており、そもそも大会会場に「其扇流投扇興大会」という看板がかかっていることから、春の伝法院の大会に取材したらしいことがうかがえます。
それにしても冒頭の舎六さんのセリフ「どんな人間にも取り柄の一つぐらいあるもんですが、若旦那がこんなに投扇興が上手いとはね」にはグサッと来るものがありました。私も上手いかどうかはともかく、取り柄と言ったら投扇興くらいですから(^_^;)ゞ

そうそう、色仕掛けで相手のミスを誘うシーンがありましたが、私に限らず何人ものプレーヤーが、投げる際に蝶ではなく枕とかさらに手前を狙ったりしてるので、相手が何してようと余り見てない可能性があります(笑)。まぁ色っぽい瞬間を見逃してしまうのは、それはそれで勿体ないですが(笑)。


「プチコミック」2009年6月号

秋里和国(アキサト ワクニ)さんの「GEI-SHA〜お座敷で逢えたら〜」という作品に、投扇興が登場します。
得点の付け方から銘定は明らかに其扇流のもので、しかも芸者さんが投げている場面は春夏秋冬遊の5席が設けられていることから、どうやら今年の浅草寺伝法院の大会を実際に取材されたようです。
しかし、優勝賞品が温泉旅行だったらいいだろうなー(笑)。


「モーニング」2008年8月14日号、9月4日号

原作/デビッド・宮原、漫画/たなか亜希夫「かぶく者(もん)」の第38幕「呼び出し」に、投扇興が登場します。
扉絵からして夢浮橋で度肝を抜かれますが、さらに投扇興の場面になって第1投がいきなり夢浮橋!(爆笑) 続く第2投が帚木と、まさに漫画ならではの展開です。
そして全くの初心者に「投げてみて」ということになり、全く練習も何もしたこともないのに「乗せたら教えてあげる」という条件を出し、第1投はさすがに乗らず花散里…って、いきなり当たるだけでも異常なのに(^_^;)、その次は澪標…と思いきや篝火! もう何でもありですね。
ところで、夢浮橋が100点、帚木が90点という銘定をしていたので都御流のようなのですが、枕がちょっと変です? 宮脇賣扇庵さんの道具だったらあそこまで面取りしてないと思うのですが、あんなに大きく面取りしちゃったら、空蝉とか少女とか花宴は絶対に出ません(笑)。どこの道具をモデルに描いたのか気になります。

そして、第39幕「口説き」にも引き続き投扇興が描かれました。
「成功しようと集中して失敗の不安を消そうとする……その心が無駄な力みを生み 感覚を鈍らせる……」とは、まさに私が日常の練習や試合で痛感していることでもあります(^_^;)ゞ。
今回はお手本の側が野分を出してしまったりしますが、その次にはあっさり少女! 夕霧とか薄雲とかは無いんでしょうか(笑)。


「ビッグコミックオリジナル」2006年10号

やまさき十三・北見けんいち「釣りバカ日誌」の第641話「狼少年の正体は!?」の冒頭のお座敷の場面に、投扇興が登場します。
鈴木建設にM&Aを仕掛ける怪しげな外国人、練習したのかしてないのかわかりませんが、一発で蝶に当ててます(笑)。


「Tarzan」2006年2月8日号(No.458)

86ページ〜87ページに、御扇流(日本投扇興保存振興会)の投扇興を取材した体験記が掲載されました。


「ヤングマガジン」2005年51号〜52号

阿部秀司「エリートヤンキー三郎」という作品に、投扇興が「対決の最終課題」として登場! 見本を見せた女性は、なんと一発で夢浮橋(しかも、絶対にありえない形で(笑))を決めていました。
翌52号では、簡略化して「扇の位置は問わず、蝶がどこに落ちたかだけで点数を決める」という方式で対決。蝶が向こうに落ちるのは当たり前なので1点、枕の横だと2点、斜め手前だと5点、そして枕と投者の間に落ちると10点。これはこれで、けっこう面白い遊び方だと思いました。

ちなみに、52号の最初の説明では、其扇流などで言うところの源氏物語形式の「末摘花」(扇と蝶が枕をはさんで反対側に落ちる)の形を、「千鳥(9点)」としていましたので、見本としたのは間違いなく百人一首形式。御扇流だと千鳥は7点なので、9点というからにはおそらく戸羽の会の百人一首形式から取っているものと思われます。蝶や枕を見ると、浅草の文扇堂の道具のように見えたんですけどね。


「ダ・ヴィンチ」2005年3月号

コミック・エッセイ「ダーリンは外国人」の作者の小栗左多里(おぐり・さおり)さんが、文芸情報誌「ダ・ヴィンチ」の3月号に「ダーリン ミーツ 日本」「芸者遊びに行ってみよう!」を発表。浅草の料亭「あさくさ」に出かけ、いろんな遊びを体験する中で、投扇興にも挑戦しています。
この時のお座敷に来ていたのは、投扇興の達人でもある「香名恵」さんと「千歳」さんで、特に香名恵さんは秋の大会でベスト4に入ったり、あと高得点の大技を1日の大会で3つも4つも出したりする、すごい方です。その香名恵さんのコーチでめきめき上達した作者ご夫妻は、すっかり投扇興にはまってしまった様子でした。

(2007年6月追記)
2007年4月に発行された「さおり&トニーの冒険紀行 イタリアで大の字」で、ご夫妻が「カチオ・アル・フーゾ」というチーズ転がしゲームにチャレンジする話が載っています。
そのルールを見ていて私は「なんだか投扇興に似た感覚のゲームだなー」と思っていたのですが、そのさおりさんのマンガの直後のトニーさんのエッセイの中で「ピエンツァのチーズ転がしに感覚的に似ている遊びは、実は、日本にある。お座敷芸として江戸時代から親しまれてきた”投扇興”。」という一文が出てきました。上記の「ダ・ヴィンチ」での投扇興体験を、トニーさんも連想したのでしょう。

(2008年12月追記)
2008年12月4日発行の「めづめづ和文化研究所 京都」(小栗左多里、トニー・ラズロ共著、情報センター出版局)のP.138〜141に、京都の投扇興の体験記が紹介されています。
上記の「ダ・ヴィンチ」に掲載された浅草の投扇興体験記のマンガかと期待していたのでちょっと残念でしたが(^_^;)、「私たちは昔浅草でやったことがありました」と一言だけ触れられています。


「ヤングサンデー」2003年52号

これはマンガ雑誌ですが、北崎拓「なんてっ探偵アイドル」という作品に、投扇興がちょっと出てきました。アイドル・グループ「トリコロール」がテレビ番組の取材で芸者体験をしているという設定で、お座敷遊びの例として描かれているようです。ストーリー上は1コマだけですが、この回のセンターカラーの表紙がまさに投扇興をやっている絵でした。
枕も蝶も、戸羽流の道具を参考にしているようです。

余談ですが、「アイドルが芸者体験」といえば1990年代半ばに、小泉今日子さんがいとうせいこうさんに連れられて浅草芸者入門する、というのがありました。
その中で投扇興も体験しているのですが、登場している芸者さんの一人の「香名恵」さんは、今年の秋の大会で個人戦ベスト4に進出するという快挙を成し遂げていました。


「散歩の達人」2003年7月号

交通新聞社の雑誌「散歩の達人」の6月20日発売号に紹介されています。5月の浅草見番での例会の時に、取材に来ていたのを見かけました。投扇興の全般的な説明と体験記です。
なお、末摘花や花散里の説明に一部誤記がありました。


「和楽」2002年3月号

小学館の雑誌「和楽」三月号の、中村福助丈のロングインタビュー内に、文扇堂の荒井社長とともに4ページにわたって紹介されているそうです。
ただし、この「和楽」という雑誌は定期購読した方のみにしか販売しない雑誌のため、この号だけを購入して読むということはできないそうです。


「日経WOMAN」2002年2月号

「和の世界で遊ぶ」という特集(113ページ)で、東京浅草組合の芸妓さん(其扇流の投扇興大会でいつもお見かけする方々です)による「お座敷入門講座」というのが載っています。その中に、ゲームの一つとして、投扇興で遊んでいる場面が紹介されています。


「笑顔」2000年12月号

企業の健康保険組合向けなどに発行されている通販専門の健康雑誌「笑顔」(保険同人社、月額189円)に、投扇興の記事が掲載されました。
これは、同年9月の浅草の例会の時に取材が来ていたのですが、記事の内容は投扇興の歴史とルールの紹介で、特に目新しい物はなかったものの、当日の例会の模様が写真で何枚も紹介されていて、そちらの方がけっこう貴重かもしれません。テレビなどでは、華やかなのでどうしても芸者さんばかりがクローズアップされてしまいますしね。
ちなみに、この時の私は残念ながら写真の枠外になってしまい、雑誌に載るチャンスを逸してしまいました。


「サライ」Vol.11 No.8(1999年4月15日号)

作家の犬養智子さんの「私の見つけたいい品好きな品」という連載ページで、この号では投扇興が紹介されています。
文扇堂の荒井社長が結成している「紫蝶連」がお揃いで作った扇や手ぬぐいの写真も載っていました。

他、「ミセス」という雑誌(文化出版局)に坂東玉三郎さんが投扇興をしている写真が載っていたようで、それを読んだという人の感想をネットで見かけることがあります。