其扇流の銘定の詳細

投扇興の銘定(扇と的と台の形から名前と点数を判定すること)は、極端に種類が少なくて簡単な所もあれば、源氏物語形式のように何十通りも覚えて正確に判断しないといけない所もあります。
京都の都御流の源氏物語形式は、昔ながらの54種類。浅草の其扇流も、完全復元まであと少しと迫る40種類にまで増やされていますので、行司を任される人は大変です。

ここでは、其扇流の試合の行司さんが「こんな時はどっちに判断したらいいのか」と迷うようなケースを含めて、かなり細かいことまで全てご紹介します。常に東都浅草投扇興保存振興会に確認しながらの最新情報(って言い方も変ですが)ですので、これでもわからない微妙なケースが出てきたら、遠慮なく私の所にお寄せください。
掲示板でもメールでも結構です。

「東都浅草・其扇流」のコーナーでは、1999年までの26種類の銘定に親しんでいた方を前提として、現在の40種類の銘定に拡張するための覚え方という視点で並べてみましたが、こちらでは初心者の方でもわかるように、オーソドックスに扇と蝶と枕、特に扇の状態をメインとして分類しました。
左のフレームで扇と蝶の状態に当てはまる物を選び、さらに右のフレームから該当する形を選択してください。
なお、一部には重複して複数の場所に入れてある形もあります。たとえば、「関屋」は「扇が蝶を落とさなかった」場合の方にも、「扇が枕によりかかっている」場合の方にも入れました。きっちりと重複なく場合分けするのが難しいのと、形から検索するのを容易にするための措置ですので、ご了解ください。

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