御扇流の道具

御扇流の投扇興で使われる道具は、蝶(「胡蝶」と呼ぶそうです)も枕も扇も、どれを取っても浅草や京都とはだいぶ違います(以下、浅草の道具を基準にして書きますので、ご容赦ください)。

枕は1.5倍程大きく、胡蝶は木で出来ていて、錘の部分がお椀を逆さまにしたような形になっており、簡単には倒れない仕組みになっています。そのため、倒せるポイントを見極める必要があります。
(それ以前に、まず扇を上手に飛ばせるようになるのが先ですが)
また、胡蝶の中央には、匂い袋がつけられており、扇が蝶に当たると香りがするようになっています。

扇はちょっと小さい白扇です。その上、的である胡蝶が大きくて重いため、せっかく扇が当たっても衝撃が弱いと、何と扇が跳ね返されてしまうこともあるようです。
浅草の扇と比べてみました。右側が御扇流の扇です。骨の数が多いこともおわかり頂けるかと思います。

扇を投げる回数は10投で、5投づつで投席を変えます。そして枕までの位置は少し広目の一間(180cm)です。この倒れにくい胡蝶と小さい扇と距離のためか、基本的に投げ方や投げる姿勢は自由らしく、別に前屈みになっても構わないようです。

この道具一式の値段は消費税込みで31500円です(2001年4月現在)。円宗院で販売しています。ただ、注文生産のため、2週間かかるそうです。
一式には扇が5本入っていますが、ばら売りの場合は1本1000円で買えるそうです。
かつてここの大会で準優勝した私の友人が、賞品としてこの道具一式を頂いたこともありました。