試合の進め方と銘定は次のようになっています。銘定は、埼玉県の観光地や名勝などを織り込んだもののようです。
今回(平成13年1月13日)、埼玉県立博物館から「点式の画像をそのままホームページで公開してよい」という許可を頂きましたので、ここに紹介させて頂きます。
解像度を上げたため、表示に多少時間がかかるかもしれません。
私がスキャナーを持っていれば、もう少しまともな画像にできたのですが、このままでは見づらいので内容をテキストの表でも書いておきます。
表側が遊び方の解説、裏側が銘定の表になっています。
タイトルは「土曜おもしろ博物館 投扇」。
「☆投扇は、いまから200年以上もまえの、江戸時代中ごろに考え出されたあそびです。」と説明されています。
用意するもの | 扇5本、枕、蝶 |
あそびかた | 投げる距離は(閉じた状態の)扇5本分 |
枕の上の蝶めがけて扇をなげます。(扇は5本投げます) | |
扇と蝶の位置で点が決まります。点は裏の表(ひょう)で見ます |
この表側の写真では、いわゆるイチョウ型の普通の蝶が使われているのですが、裏側に描かれている点式の中の蝶が「おひねり」型であることからもわかるように、普通の蝶ではまず絶対に不可能と思われる形もあります。
そして、過去の展示を見てきた人の話では、イチョウ型の蝶(ただし、文扇堂や宮脇賣扇庵のとはちょっと違う)を使っていた、という年もあったようだし、今年のようにまるっきり文扇堂の道具を使っている場合もあり。でもNHKで紹介された時は大きな花の形の的と、なかなか実態がつかめずにいます。