「野分」関連の記録

銘定の中で一番インパクトがあるというかバカ受けするのが、「過料20点」という「野分」ですが、練習中ならどうってことのないこの銘も、試合中となるとさまざまなドラマを生み出します。


1人が1日に出した回数…10回

次の項目で出てくるように「1日で4回」というのが何度か記録されていますが、扇の飛び筋がほぼ水平に蝶を打つような感じの人だと、ハマってしまうともっとハイペースで野分を量産してしまう日があるものです。
2014年6月21日の扇友連の例会で、試合中に一度野分を出した其扇庵幻鳳さんが、その後の自主練習で立て続けに9回も野分! これはあえて「篝火狙い」のコースで投げ続けたためなのですが、さすがに1日で野分10回というのは空前絶後の記録となりそうです。


1試合の中で出した回数…2回(連発や、1投目と10投目というケースも)

2005年4月24日の「じゃが連」の例会でカワサキさんが、「1試合で2度の野分」という記録を達成!
この時のスコアは其扇流の規定で「無点」つまり0点扱いでしたが、計算上は「マイナス21点」でした。
ところがそれだけでは終わらず、何と「次の試合でも」しかも「前半5投で野分2発!」という大記録!この時の計算上の得点は、「マイナス30点」になったそうです。
同時に「1日で野分4度」の新記録(当時)となりました。

2008年1月12日の「じゃが連」の例会で、初参加の女性がまたまた「1試合で2度の野分」! しかし残りの8投は22点もとっていたので、計算上の得点は「マイナス18点」でした。野分が片方だけだったら見事にプラスの点数だったのに、惜しかったです。

2008年6月21日の「じゃが連」の例会の練習中、其扇庵雄扇さんが2投連続で野分を出してしまいました。
さらに2009年5月23日の「扇友連」の例会の練習中、きのこさんも2投連続で野分を出してしまいました。そのしばらく後にも野分があり、さらに試合中にも野分(10投の得点は何とか盛り返して+10点でした)と、1日で4度も野分を出していました(^_^;)。
雄扇さんは2014年1月25日の扇友連の例会でも2試合連続で野分を出したのですが、もはやそれくらいでは驚かなくなってしまうくらいですね。

2011年1月16日の「じゃが連」の例会で、浜鈴さんが2投連続で野分を、しかも試合中に出してしまいました! 前述のカワサキさんの「マイナス30点」には及ばなかったものの、この試合も厳密には「マイナス28点」の無点でした。

2011年1月27日の浅草の例会で、扇風連の岳さんが、同じく試合中に野分2連発をやってしまいました。9投目と10投目の出来事で、リアルな点数はマイナス10点台。この時の対戦相手はじゃが連のDomiさんで、澪標3つを含む71点を出したため、ものすごい点差になってしまいました。

2011年5月7日の「じゃが連」の例会で、浜鈴さんがまたも「1試合で2度の野分」。1投目に野分を出したあと、澪標を出すなどしてどうにかプラスに挽回したのに、なんと10投目にも野分を出してしまうという悲劇的な内容でした。2投目から9投目までの努力が一瞬でパーです。

2015年7月27日の浅草例会で、茜連の長谷川さんが1試合で2回野分を出してしまいました。この席はエアコンの影響で風下はほとんど扇が届かず、逆に風上は扇が低く飛びすぎて、隣の席にいた私が数えただけでも5人がのべ6回も枕を倒していました。


野分の過料免除

2008年3月29日の「じゃが連」の合宿初日の練習中に、かおりさんが野分!…と思ったら何と蝶が立っていました!
これは規定により過料免除となりますが、本当にありうるとは思いませんでした。2016年2月現在でも、この時の例が(私の周囲では)唯一となっています。


野分を含む10投の最高得点…52点

2009年6月14日の「じゃが連」の例会で、新井正一さんが試合の1投目に野分! ところが実は調子がよくて、2投目は澪標! 他にも澪標があったりして、この試合は野分を出しているのに10投が44点に達して大逆転勝ち(44対32)となりました。
何しろ「2投目からの9投で64点」も取ったということになるわけで、調子がよかった証しとして、この日の40投は何と199点! あと1点で「野分があるのに200点」に達するところでした(^_^;)。

2013年6月9日の「じゃが連」の例会で、福島さんが試合の3投目に野分! ところが次の4投目は蓬生! しかも「両褄上がり」だったため50点となり、結局この2投で30点稼いだことになります。10投の結果は実に52点となり、上記の新井正一さんの記録を抜いて「野分を含む試合の最高点」の新記録となりました。

2016年10月22日の「扇友連」の例会で、私と対戦した其扇庵戯光さんが野分! しかし、絶好調だったため澪標2発などであっという間に挽回し、10投がなんと45点に達しました。対して私は不調の真っ最中で23点しか取れなかったため、「野分を出した相手にダブルスコアで負かされる」という惨敗となってしまいました。


野分を含む40投の最高得点…221点

2005年10月29日の「じゃが連」の例会で、バンマスさんが3試合目に自身初の野分を出していたにもかかわらず、40投は212点に達しました! 2013年7月現在、これが唯一の「野分を含む40投200点以上」の記録となっています(2014年7月19日に更新されました)。4試合の内訳は順に57、65、23、67。この頃はものすごい絶好調の真っただ中でした。

2014年7月19日の「あやめ連」の例会で、其扇庵海宴さんが3試合目に(これまた)自身初の野分を出したのですが、その試合も39点で余裕の勝利。しかも4試合目は一転して72点という高得点だったため、40投は221点に達しました(52、58、39、72)!

2015年12月5日の「じゃが連」の例会で、其扇庵翔遊さんが野分を出しながら10投は30点、そして40投は211点に達しました。


野分を含む10投の最低得点…マイナス30点(記録上は無点)

(再掲)2005年4月24日の「じゃが連」の例会で、他でも出てきたカワサキさんが、今度は「1試合で2度の野分」という前代未聞の記録を達成! この時のスコアは其扇流の規定で「無点」つまり0点扱いでしたが、計算上は「マイナス21点」でした。
ところがそれだけでは終わらず、何と「次の試合でも」しかも「前半5投で野分2発!」という大記録! この時の計算上の得点は、「マイナス30点」になったそうです。確証はありませんが、おそらくこれが最低得点記録になるのではないでしょうか? 同時に「1日で野分4度」の新記録(当時)となりました。


野分の次の1投の最高得点…50点(蓬生の両褄上がり)

2005年1月8日の赤坂連の例会において、にょい坊さんが野分! ところがそこからの3投が、野分-澪標-帚木という、ものすごいことになりました。

2008年11月2日の「じゃが連」の例会の練習中、私こと其扇庵匠胡が、野分-澪標-蓬生という3連発(^_^;)。試合中だったら盛り上がったでしょうけど、練習中だったのが実にもったいなかったです。
何しろこの3投は「-20+11+35=26点」、つまり最初に野分が出ているにもかかわらず、薄雲3連発より高得点だったことになるんですからね(笑)。

2013年6月9日の「じゃが連」の例会で、福島さんが試合の3投目に野分! ところが次の4投目は蓬生! しかも「両褄上がり」だったため50点となり、結局この2投で30点稼いだことになります。10投の結果は実に52点となり、上記の新井正一さんの記録を抜いて「野分を含む試合の最高点」の新記録となりました。なお、40投は170点で、野分がなかったら190点に達していましたね。


野分の次の1投の最低得点…過料20点(野分)(つまり野分の連発)

(他の項目で既出なので、説明は省きます)


野分の次の相手の1投の最低得点…過料20点(野分)(つまり「野分返し」)

2011年6月5日の「其扇会」の中で行われた、雅会所属の2人による試合で、「両者ともに野分」という珍記録がありました。しかし片方は澪標も出して挽回しました(相手は無点)。
上記は連発ではありませんでしたが、2013年10月26日の扇友連の例会で、ついに「野分の直後の相手の1投も野分」という珍事がありました。まず「うちの☆つや」さんの1投目が花散里。その次の相手の「かおり」さんの1投目がいきなり野分! ところが続く「うちの☆つや」さんの2投目も野分だったのです! しかし、その後は双方とも調子を取り戻し、最後は「19対15」でかおりさんの勝ち。どちらも野分がなければ30点台同士の、結構いい試合になっていた所でした。


その他のエピソード

2003年4月12日、伝法院の大会の「紫の部」の決勝戦において、落語家の立川談幸師匠を相手に終始リードを保っていた林義寿さんが、8投目に痛恨の野分!
その結果、25対23という僅差で、林さんは優勝を逃してしまいました。ちなみに、林さんは2年後の大会で見事に優勝しています、

2004年12月23日、暮れの押し迫った中で開催された「じゃが連」の例会において、カワサキさんが真木柱を出し、10投の自己新記録は確実かと思われていたのに、10投目がなんと野分! 自己ベスト更新は水の泡と消えてしまいました。

2013年6月22日の扇友連の例会で、2試合続けて私の相手(其扇庵幻鳳さんと、うちのつやさん)が野分を出すという珍事がありました。こっちとしては楽なことこの上なし(笑)。その其扇庵幻鳳さんは、2試合連続で野分を出し、練習でも(再現させるためでもありましたが)2発出すなど、1日で野分4発のタイ記録(当時)となりました。

2013年8月24日の扇友連の例会で、どういうわけか野分が多発し、「野分の次の1投が澪標」や「野分を出した直後の相手の1投が真木柱」、「19年間やってきて一度も野分がなかったのに、いきなり1日で2回野分」といった珍記録が続出しました。
以前にもあった「同じ試合の中で双方が野分」もあり、しかも一方は「野分の次の1投が澪標」で、2人とも上級者だったため、終わってみると得点は「25対27」。野分があったとは思えない普通の点数にしか見えません(笑)。

2014年6月21日の扇友連の例会でじゃが連のDomiさんが「澪標の直後に野分」という珍事。上記の通り「野分の次が澪標」さらには「野分の次が両褄上がりの蓬生」なんてことはありましたが、「野分の前が澪標」つまり澪標の11点を一瞬でパーにしてしまったというのは初めて観ました。

2016年10月22日の扇友連の例会で、扇友連の其扇庵翔遊さんが「若紫の直後に野分」をやってしまいました。そのため10投は30点にも届きませんでしたが、辛うじて黒星は免れました。