「實地應用 技藝百科全書 第四編」より
〜概要と目次〜
明治22年に東京博文館から発行された「實地應用 技藝百科全書 第四編」には、「古代遊芸」として投扇興が紹介されています。すでに明治時代の人に取っても、投扇興は「古代の遊び」になっていたんですね(笑)。
まぁ確かに、投扇興の起こりは1773年で、明治22年と言ったら1889年、つまり「1世紀以上前」ってことではありますが。

投扇興の起源や道具、遊び方、百人一首形式の銘定などが詳しく書かれていますので、その内容を紹介していきます。
投扇興が関連する部分の目次は次のようになっています。
古代遊藝下編
(中略)
- 投扇興
- 投扇起源(とうせんきげん)
- 禮式の事(れいしきのこと)
- 扇の事(おうぎのこと)
- 枕の事(まくらのこと)
- 敷物の事(しきもののこと)
- 席方の事(せきほうのこと:本文では「席法の事」になっています)
- 投扇の圖(とうせんのず:「圖」は「図」の古字)
- 投席の圖(とうせきのず)
- 角力の圖(かくりきのず)
- 相撲の事(すもうのこと)
- 軍配扇の事(ぐんばいせんのこと)
- 記録附の事(きろくふのこと)
- 點数表(てんすうひょう:「點」は「点」の古字)
- 仝圖(どうず:仝は「同」の古字)
- 表十二組(おもてじゅうにくみ)
- 裡十二組(うらじゅうにくみ:「裡」は「裏」の古字)
資料提供:石橋俊彦さん(じゃが連) ありがとうございます。
