戸羽の会の例会

もともと「戸羽の会」は、投扇興を遊ぶための会ではなく、山崎先生のお仕事柄、お道具を作ったりする方が主眼だったようですが、作ったら遊ぼうとなるのは自然なことで、だんだんと人に教えることも上手になってきて、そちらの方に重点が移ったということのようです。
戸羽の会としての正式な例会は、年に一度、1月に行なわれるだけです。そのため、数十人も集まるにぎやかな会になります。
その時以外にも、普及に熱心な山崎先生は「呼ばれればどこにでも」自ら教えに来てくださり、そこで審判ができるまでの人材を育て、後はそこの普及はその人に任せるという方法で、弟子となった人があちこちで例会を開いておられます。

私の所に、某所で行なわれた投扇興の集いを撮影したビデオを送って下さったのですが、まず最初に扇の扱い方から投げ方、試合の進め方まで丁寧に教えてくださいます。
また、全国のいろいろな投扇興にも広く研究をされていて、ルールが複雑になったためすたれていった投扇興の歴史を鑑み、源氏物語形式・百人一首形式の雅さはそのままに、いたってシンプルなルールを考案されました。
このサイトでも文字での説明は行ないますが、私の文章力にも限界があります(^_^;)。興味のある方、ぜひ一度先生にお問い合わせください。神奈川在住の私にも「新幹線で飛んでいきます」と言ってくださったほど熱心な方です。

また、「箔アート」の講座では、特に初級コースではこの投扇興の蝶や、会で使用する袱紗などを自作する課題が与えられ、遊ぶだけでなく作る喜びも教えて頂けます。東京でも開催されるようですので、こちらも興味のある方はぜひどうぞ。