2001年の初め、東京は赤坂の和菓子の「とらや」(室町時代創業の老舗です)で、江戸時代から伝わる精巧で極小な雛人形および雛道具が発見され、展示されることになったと新聞を賑わせました。その「第58回虎屋文庫資料展」に展示されたかわいらしい投扇興がこちらです。
写真の提供および掲載許可を頂きましたので、ご紹介いたします。
この的台は高さがわずか150mmで、まさに雛道具といった感じです。もちろん、これを使って実際に投扇興を行なうことはできませんので、展示会場では宮脇賣扇庵の道具を用いた体験コーナーも併設されていました。
この時、遊び方等は人形の「吉徳」の資料室(03−3851−0161(代))および日本人形玩具学会の監修を受けたということで、ぜひ私もお話を伺いに行こうと思っております。